インターンシップ成果報告書より
 「実際に働いて、見えてくるもの」     K大学経営経済学部3年 T.K.さん

【インターンシップの目的】
 最近、実家で共に暮らしている祖母の体の衰えが急激に進み、祖母の世話をする機会が増えたことにより、私の中で介護という業種への関心が高まった。
 思えば、テレビや新聞などで介護のことが度々報じられても、実際に介護というものに関わる機会が無かったため、介護とはどういったものかを理解できていなかったことに気付いた。
 そこで、実際の介護現場でのインターンシップを通して、介護の制度や現場の現状などを学び、そして就職活動を目前に控えた今、社会とはどういったものなのかを感じとるためにインターンシップへの参加を決意した。
【企業選択の理由】
 大学で学んでいる内容とは全く異なる業種へのインターンシップということもあり、介護について知識の浅い私を受け入れてくれる企業であることと、祖母の受けている在宅介護と福祉用具についての両方を学べる企業を探した結果、佐々木ケアサービス株式会社がその全てを兼ね備えていたため、志望するに至った。
【実習内容】
 1日目に介護保険についてと各事業部の説明を受け、訪問介護のビデオ教材の視聴やパラマウントベッドの簡単な操作説明などを受けた。
その後は、3,4,7日目は在宅介護、2,5,6,8日目は福祉用具事業部での作業となった。

 在宅介護事業部では、実際にヘルパーに同行しての介護の補助の他、ケアマネジャーの仕事内容、個人情報の扱いについて、介護の心構えなどを学んだ他、新規契約のための話し合いの場にも参加させていただいた。
 介護の補助では、サービス実施記録簿で昨日までの状態を確認してから、掃除や洗濯、布団干し、調理、入浴、買い物、食事の補助、利用者の話し相手など、身の回りの世話を行った。

 福祉用具事業部では、商品の配達業務、レンタル品の引き上げや交換、モニタリング、福祉用具の取り付けを行った家への確認の訪問などに同行させていただいた。
 レンタル品の引き上げでは、ベッドの引き上げに同行し作業を補佐した。ベッドは解体して運び出すのだが、解体するととても小さくなり、人の通れるスペースさえあれば持ち運び出来るようになっているため、狭い家屋であっても問題なく運び出せるようになっているなど、よく考えられて設計されていることが分かった。
【実習を通して学んだこと】
 2日の休みを挟んだ8日間の実習期間の間に、様々なことを学ばせていただいた。

 まず「時間管理」である。訪問介護では、1人の利用者に対して介護出来る時間が決められている。
その時間内に清掃や食事補助、買い物等、利用者の必要としていることを済ませなければならない。そこで、時間内に全ての仕事が恙無く終えられるように効率的に動いたり、時間配分を考えたりするなどの必要性を強く感じ、そのように行動するよう心がけるようになった。

 次に「コミュニケーション能力」である。一口に介護といっても、利用者の方の容体は様々で、それぞれ置かれている状況も異なるため、画一的な介護の方法というものが存在しない。
なので、その人に合った介護の方法を模索していくことになる。そこで、利用者の方とのコミュニケーションを取りながら介護を行うために、利用者の方との信頼関係を築くことが大切なことに気付いた。相手にどう接するか、どのようにしてこちらの意思を伝えるか、コミュニケーションは介護でなくとも、今後社会人として生きていくために最も必要な能力だと思う。

 また、「その人が本当に必要としているものは何か」を考えることの大切さも学んだ。
福祉用具は、例えば車いす1つとってものかなりの種類がある。しかし、利用者の需要に合わないものを提供しても効果は薄いため、試用を行ったりモニタリングを行ったりして、その人に適した用具は何なのかを探して行く。数ある福祉用具の中からどれが一番適しているかを探し出すのは大変な作業ではあるが、同時にやりがいのある仕事のように感じた。

 最後に、「試行錯誤」である。サービス提供責任者は、最初に利用者の状態を十分に考慮してサービス内容を決めるが、実際にサービスを行ってから出てくる問題もある。そういった問題を解消するために、サービス担当者介護を行い、随時改善していく。こういった「試行錯誤」こそが、クオリティの高いサービスの提供につながるのだと感じた。
【今後の抱負】
 このインターンシップで、様々な体験をさせていただいて、視野が広まったように思う。
今後の就職活動や社会生活では、「相手の立場になって物事を考える」ということを実践していきたい。
また、インターンシップに参加したことで社会について知ることが出来たため、これからの就職活動に対する意欲がより強くなった。
しかし、私にはまだまだ知らないことがたくさんあるため、自分に足りないもの、必要なものを見極めて、もっと積極的に動いて様々なことを勉強していきたい。特に、コミュニケーション能力を磨くために、今後は会話に役立つような話題を増やせるよう、情報には常に敏感になるように心掛けたい。

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